実写エロ本の探し方

ずいぶん前に実写のエロ本を捨ててから、僕の家には三次元女の写真はありません。なんか「三次元女」って言い方、すごい駄目人間っぽくていいですね。うふふ。ええ、まあ、事実だから仕方がない。
でー
なんか、ひっさしぶりに「最近の三次元エロ本ってどうなってんだ?」と思って本屋に行ったんですが…すげーいっぱいある本を前にして、ふとあることに気がついた。
エロ本の選び方がわからない。
あれ、どうやってこんなにあるモノの中からエロ本選んでたんだっけ。だって、こんなにあるのに、中身が同じだ。全員、たいした顔でもない女の裸の写真が載ってるだけだ。さっき見た自称女子高生の顔と、今見ている自称エリートOLの顔ってそんなに違うかぁ? アイドルとかもそうだけど、見分けがつかない。見分ける必要もないんだけど、エロ本になると用途さえも同じだから、見分けがどんどんつかなくなっていく。エロDVDもきっと同じようなことになるんだろうなぁ…。中身同じような展開で、何が面白いんだろう。
そう考えてみると、ハーレクインロマンスなんかも、全部中身は同じようなモンだ。環境がちょっと違うだけ、場所や人間関係や人物設定やらのパラメータがちょっと違うだけで、ストーリー展開や障害に遭って克服してハッピーエンドなんてのも全部同じだ。まるで水戸黄門みたいに同じだ。だけど多くの人が楽しんでいる。ドラえもんだってサザエさんだって、そうだ。ほんのちょっぴりパラメータが違うだけでしかない。こんな同じようなものを見て、楽しいのか? それとも、そういった定番というものが、安心感を与えるのか?
僕はエロ本を閉じて、展開が同じなのに人気がある「定番」について考えながら家路についた。
…昔は楽しめたはずなんだけどなぁ…三次元エロ本…