それは自分の目で見たと言えるのか?

ちょっと、疑問があるんですけど。そのー…手鏡で覗きってあるじゃないですか。ミラーマンじゃないですか。犯罪じゃないですか。万引きとかもそうだけど、ちょっとしたスリルが楽しいのだろうか。その、あの犯罪が楽しいのかどうかとか、あれが一般的にやりたいことなのかどうかってのは、ちょっと置いといて、あのミラー越しに見えた世界って、それって現実に見た世界なんだろうか?
例えばね、秋葉原の路上で超ミニスカの女が撮影会をしていました、カメコが大量にスカートの中を撮影しています。とかね。まあときどき、そういうニュースを見ますわな。でも、カメラに映った下着姿の写真なんて、そのへんのエロサイトでも眺めてれば、すぐに見つかる程度のエロじゃないですか。あれは、なんで撮ってんの? そのファインダ越しに見えた世界は、自分の目で見た世界なんだろうか?
例えば、あの覗き見ミラーの部分に、どっかのエロサイトから見つけてきた、スカートの中身の写真かなんか貼りつけてあったら、それは覗きにならないけれど、犯罪ではなく、かなり現実に近いシチュエーションが作り出せる。そのミラー越しに見えている世界は、自分の目で見た世界なんだろうか?
テレビの生放送とかあるけれど、あれって本当に生である必要があるのか? また、生放送だって言ってるだけで、本当は録画だとして、何か問題があるのか? そもそも生放送ってなんだ? 27時間テレビとか生放送らしいが、何の利点がある? つまらないダラダラしたものを流されて、作りこまれた映像に勝てると、ほんのちょっぴりでも思ったのか?
「生で見ないとわからないもの」ってのがあって、例えば演劇だとかプロレスとかスポーツとかってのは、テレビとかでは伝わらない臨場感ってのがあるんですよ。テレビのほうが解説がつくとか、ズームしてくれるから見やすいとか利点はたしかにあるんですけど、それでは伝わらない雰囲気がある。あの覗き見ミラーにはそれがあるの?
そういった、演劇とかプロレスとかスポーツとか、生で見るものを、オペラグラスとか双眼鏡とかで見たとして、それって現実に見た世界なの? それを自分の目で見たって言うの? それとミラーで見ているのと何が違う? じゃあ眼鏡を通して見るとかどうなのよ、って話になるのかもしれないけど。
「自分の目で見る」ってのは、どういうことなんだ? 「生で見る」ってのは一体なんのことなんだ?

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