同じオタとして言っておく

オタク疲れを感じませんか?
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20070529/p1

コメント欄に書くか迷ったけど…『貴方は「●」と主張していますが、私の主張は「▼」なので、貴方の主張には納得がいきません!』という、あきらかにチラシの裏に書けって内容だったので、自分のところに書くことにした。完全な絡み文であり、上記の文章を読まないと意味がわからないので要約しておく。
「オタクの情報が溢れすぎていて、処理しきれず、疲れる。一つ一つの作品に入り込めない。時間が無さ過ぎる」という文を読んでの感想。

僕は「情報過多」について、まったく逆に考えている。
いままで消費者の消費能力が10だとして、情報は10しかなかった。消費者は、与えられた情報10の中から選ぶしかなかった。総テレビ世代がこれにあたる。全員が同じものを見ている。今は、情報が1000あり、消費者はこの中から好きなだけ選ぶことができる。常に「選べる」ことが「裕福」である。
ただ問題は、消費者の消費能力は10なのに、自分の消費能力が20あると勘違いしているから、疲れる。バイキング(最近はビュッフェか?)で食べ過ぎるのと同じ現象。どんどん皿に盛ってしまい、自分の消費量を見誤っている。バイキングで食べないと損って考えている人間がいることは、まだ貧しい。食べたいものだけ、好きに食べれば良い。豊かな社会は、これからだ。人間の真価は、まだこれからだ。