『xx力』って流行りすぎだろ

「子供力」とか「大人力」とか「恋愛力」とか「鈍感力」とか、たぶんほかにも大量にある。「バカの壁」のときも「xxの壁」って単語が大流行したし、「ツンxx」とか「xxデレ」とかも流行ったし、「ちょいxx」とかも流行ったし、まあ、一過性のウィルスみたいなものなんだから仕方ないじゃん、他人の病気なんて気にしないで家に帰ったら手洗いうがいをかかさずにやれよ、という気もするけれど、溢れすぎていて、正直うざったい。なんというか、すべての物事が、単語に操られている気がする。流行り廃りなんてのは、本当にただ一部の誰かが儲けるために思いついただけなので、そんなに役に立つとはまったく僕は思っていないけれど、まあ、多くの人はそこにお金を払うようです。いいんじゃないかな、それがサイクルというものだ。特別被害があったわけでもないのに槍玉にあげてみた。悪気はない。
ところで思ったんだけど、「精神力」とか「忍耐力」って言葉って、すっごい昔、今のように「xx力」って単語が流行って、そのときは「なんだよ、精神力って。ちょっと流行ったからって、くっつけるなくっつけるな」とか言われたのが、定着した単語なんだろうか。いなくなってしまう単語もあるが、そうやって定着し、辞書にのるような単語になるかもしれない。
ちなみに元来の日本語的な使い方をするのならば、「xx力」って「xxする能力」の略だから「大人力」とかは意味がわからない。まあ、ヨガダイエットみたいなものだ。ダイエットは食事療法なので、ヨガとはくっつかない。本来の意味なんてたいしたことはない。

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