たった一人の人間の頭脳が創った

好きなニュースサイトとか、ブクマがある。そこにはいつも新しい情報が入っていて、自分の肌に合う面白いものが集まっている。僕は毎日のようにそこに通ってしまう。しかし中には、更新頻度が落ちていき、思い出したように時々更新する程度になってしまうものもある。非常に残念ではある。
そのサイトの端にある運営者の日記を見ると「仕事が忙しい」と言うことが延々と書かれている。そんなに忙しいのに、これだけのニュースを集めてくるのだ。本人はきっと才能のある人なのだろう。そういう人間には仕事も集まってしまう。有能なためだ。
たった一人の人間が、時間を割いてサイトを構築している。それは超大手のニュースサイトだろうとなんだろうと。当たり前の話だけれど、その人のやる気がなくなれば、僕が毎日通ったそのサイトはなくなってしまうのだ。いや、サイトそのものは存在し続けるのだろうが、意味がなくなってしまう。
最近更新されていないことはさびしいが、たった一人の人間がこんなことができるものなのだなぁ、と傍観していたりする。僕には集める能力がない。だからそういった能力に頼るしかなく、また頼もしくもある。発揮し続けてほしいと思う反面、そのサイト運営者が違うことに興味が沸き、そちらに時間を使うようになったのなら、今あるものは衰退するのが道理。彼らはどこへ行ったのだろうか。それはどんな面白いことなのだろうか。
あまり更新されなくなってしまった、お気に入りのサイトを見てそんなことを思った。