長く使うということは

カバンとサイフを新調。輪怐(LINKU)のカバンとコムサ(comme ca du mode)のサイフ。いまさらコムサって。学生かオマエ、と自分のことながら思った。
以前使っていたカバンは使い始めて10年目、サイフは7年目ぐらい(正確ではない)。両方とも、そんなに超高級ブランドでもないのに、よくここまで持ったものだ。
使っていたカバンはコムサ(comme ca du mode)、サイフはゴルチエJean-Paul GAULTIER)。カバンは中布がぼろぼろになり、表面のビニル加工が剥がれてきたのが2年前。それから何度かカバンを探したが、現状よりよいものが見つからず、ずっと使っていた。雨に強く、中にジュースをこぼしたこともあるし、外にコーラをかけたこともある。
サイフは鉄のプレートがついているデザインのもので、当時ゴルチエの新デザイン先行販売を買った。今ではゴルチエのスタンダードモデルになっている。5年ほど前に表面の皮加工が破れ、1枚脱皮。汚く破けてきたが、無理やりビリビリと全部剥がしたらあら不思議。思ったよりキレイじゃない。縫い糸が擦り切れて、分解してきたがかまわず使っていた。
両方とも、わざと手荒につかったことはないが、それほど大事に使っていたわけでもないし、何度か買い換えようと思い立つことはあったが、現状のものより優れているものに出会う機会は、滅多になかった。
よく「ブランド品ならなんでもいいんだろ?」という「ブランド嫌い」な人がいるが、有名ブランド品のほうが、明らかに出来がよく、持ちが長い。そのへんの安物が5年や10年耐久できるだろうか?そう考えれば、高くて良いものを使えと僕は思う。
「これ買って〜」とか「これかわいい〜」と手ごろな値段のアクセサリーをねだられるときの撃退文句は「そんな程度の安物なんて、すぐにつけなくなるからやめなさい」と言う。でも、女性はそういう毎年毎季節付け直すほうが好みなんだよね。
え、ああ、うん、その前に、そんなこと言われないよね。夢の中の話です。全部フィクションです。夢の中でさえモテない!