知ったかぶり

横浜の駅で、鳥の鳴き声が聞こえた。スピーカから流れている。
「この駅、カモメの鳴き声がきこえるよ。」
「ニャアニャア鳴くのはウミネコだ。」
「…じゃあ、今、流れている鳴き声はニャアニャアなの?カモメはなんて鳴くの?」
「………」
どっちだ?

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ハリー・ポッターと謎のプリンス(6) 読了。一応、以下ネタバレなので。
さすがに読み始めると早い。
感想は、もう7巻落ちのための前フリ。しかしこの構成すごいなぁ。1、2、3は、すべて話が完結している。ちゃんと起承転結ができていて、圧倒的な敵の前に、苦労する主人公は、前フリで出てきた道具や魔法を使って、逆転劇。爽快な終わり方なのに、4、5、6、は7巻落ちのための前フリ。つまり、すげー、じーめじめした状態で終わる。
4巻で友達、5巻で名付け親、6巻で1巻から登場し続けた保護者を失う展開の計算もすごい。7巻はハリーが独り立ちして、親友とともに敵をやっつけ終了!ってのがキレイな終わり方かなぁ。ここで、親友全滅させたら…とか、ハリーが親友をいけにえにささげて第二の闇の帝王を名乗ったら…、と思ってみてしまうわけです。絶対ねぇよ、どんなベルセルクだよ。どんな児童小説だよ。