スポーツと漫画

僕は一切スポーツを見ないので、正直、野球のルールさえよくわかっていない。嫌いなわけではないけれど、飲み屋で「あの時、あいつが投げていれば」とか「あそこで選手交代しないのおかしいだろ」と愚痴っている姿が、好きではない。これは野球が悪いわけではなく、飲み屋のおっさんが悪いわけだから、野球側としては、八つ当たりされている気分だろう。申し訳ない。
ところで、昔いた会社の話で、会社で昼休みにジャンプを読んでいると、部長が来て言った「お前、そんな歳で漫画なんて読んでんじゃないよ。」

両者に共通点がある。それは、面白いところがあることも知らないのに、貶しているところだ。ジャンプは面白い。同様に野球も面白いのだろう。ジャンプの話をしているのは面白い。同様に野球の話をしているのも面白いのだろう。

僕は野球のルールもチームの違いもよくわからない。同様にジャンプとマガジンの違いがわからない人もいるだろう。それは興味の対象によって、人の目の解像度が違うからだ。

少なくとも、野球の面白さを知らないのに、野球を貶すということは、漫画を読まない人間に「そんな歳で漫画なんて読んでんじゃないよ」と言うぐらい、無能が露呈していると思う。これは野球とジャンプだけではなく、多くのスポーツ、多くの漫画、多くの娯楽に該当するだろう。面白さを知らないくせに、ガタガタ言うやつの世界は狭い。ガタガタだからだろうか。
その世界は広がるだろうか。自覚すれば広げられるだろう。そういう楽観だ。

                • -

今日の買い物
銀魂(12) アニメ化ですか。そーですか。