清水の舞台から飛び降りた(ゴムの命綱付き)

あの、すっごい安っぽい話でそれはオマエが単純にケチなだけといわれると、まあ、その通りなんですけど(このように文章に予防線を張っておくことで、自覚があることをアピール)あの、コンビニでちょっと高い高級お菓子って売ってるじゃないですか。普通、駄菓子なんて100円でけっこうな量、売ってるじゃないですか。僕のおやつとか、そういうのもあるし。いろんな種類がある。しかもけっこうウマイ。
あの、まあ、やすっぽいお菓子も好きなんですけど、それとは別枠っていうか、明らかに棚がそもそも違って、「こっち高級お菓子の棚」みたいになってるところあるじゃないですか。そこは、もうなんていうか、100円とかじゃ買えない。子供はお断りみたいな雰囲気。んでしかも、健康志向。すごい。食べてそのうえ健康になる。そんなお菓子がずらり勢ぞろい。宇宙ヤバイ
で、いつも、その安いお菓子ばっかりの僕ですから、時々はそういうヤツも食べたい。ねえ、お姉様、買ってもいい?もうしょうがないわね、1つだけよ。やったー、大好き。じゃあどれにしようかなー、お姉様はどれがいい?あなたの好きなものを選びなさい。やったー、大好き(ここまで全部一人芝居)
気になる商品があった。「黒糖」。かりんとうもひさしぶりに食べてないなぁ。ウマイかりんとうが食べたい。このただの黒糖の塊もうまそうだ。でもやっぱりちょっとはアレンジしてほしいよな。このくるみを黒糖コーティングしたヤツとかどうだ。うまそうだぞ。この黒糖蜂蜜とかはどうだろう。迷う。じつに迷う。値段をみると、全部少量なので、まあ200円まではいかないけれど、微妙な値段設定だ。黒糖の塊が148円かぁ。うーん、この蜂蜜のヤツだと189円もするのか。おなじぐらいの分量なのに高いな。このくるみのヤツは、158円か。やっぱりこれかな。一番安いやつをかわないでニ番目を買ってしまうジャパニーズクオリティ。
さっそく開けて食べよう。うわ、うまそう。くるみに黒糖がまぶしてあるってよりも、けっこうごっそりくっついている。なんか加工してあるのかな。さっそく一口。ヤヴェエエエエ。こ、この味わぁあああ。ヴェチャ。うめぇ。くるみ黒糖サイコゥ。あまーい。あまーい。やっぱり高級品は違うなー。ちょっとづつ食べよう。もったいないもんねー。
その日の帰りに、トイレットペーパー(大安売り)を買うために、ドラッグストアによった。レジの横にくるみ黒糖が。同じ商品。「大特価105円!」山積みだった。返せ!僕の清水を返せ!