管理能力判断

管理職という仕事がある。まるでベアリングボールのように、仕事が滑らかに動くための機械のようだ。スムーズに作業者に仕事を渡し、完成したものを客に渡す。管理職がなにか作るのかといえば、表面的には何も作らず、なにをやっているのかといえば、書類ばかり作っている。作業が潤滑に動くための書類だ。
そうやって書類を作ってもどうしても問題は起こる。問題が起こったときの人の対処を見ていると、不思議に思うことがある。それは愚痴を言って解決すると思っている人間がかなり大量にいること。そういった人々は解決方法を示すことをしない。そして解決方法が示せる人間は、仕事ができて、問題が基本的におこらず、起こっても自動的に対処している。逆に解決方法が示せず、文句を言うことで解決すると思っている人間は、問題が起こり、ソレに対して誰が悪い彼が悪いと責任逃れのセリフを用意している。たしかに悪いところの的を射ているが、論点はズレている。どうしたら解決するのか、を示さないと意味がない。そういう人間に「示して見せろ」と言うと、示し方が現実的でない人間も多い。具体例を挙げると、社会が悪いと言い出す。
たしかに、そうやって愚痴っている間に、問題解決方法を思いつく人間もいる。ストレスを発散させてクリアになると、冷静になれるのだろう。隣にいると安心するのか作業がはかどる人間もいる。しかし、隣の人間は違う作業ができなくなるデメリットがある。
なぜ愚痴ってなんとかできると思っている人間がいるのだろうか?ボヤけばママがやってくれたのだろうか?そう、「おれはおまえのパパじゃない。」(言えないセリフだなぁ。)管理職はそういうことが仕事で、誰も嫌がってやらないし、出来る人間が少ないから給料が高い。本当に管理能力があることを祈る。

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サイコ(11) この話、終わるのかぁ?
サイチョコ(2) サイコ読み直ししないとまったく思い出せません。