オリンピックは仕事です。

あんまり見かけないので、書いてみる。オリンピックについて。オリンピックに仕事で行く人と話したことがある。ある競技の国際審判員で、世界各地に飛び回っている人間から聞いた話。その競技は日本人はあまり強くないので、オリンピック競技委員会からお金があまり出ないそうだ。たとえば、ある学校の選手がオリンピック代表に選ばれた場合、参加選手と監督一人だけの費用が競技員会から出る。他の監督、他の応援選手については、一切サポートされない。企業であれば企業側がお金を出すかもしれないが、学生の場合、学校がサポートするのだろうか。お金の問題もあるが、宿泊場所のサポートもない。応援扱いなので、勝手にやれ、というのがオリンピック競技員会の発想。人気のない競技へのお金の支払いはかなり悪いらしい。逆に人気のある競技は大金を出すそうだ。何人もの選手と監督のサポート代金を出してくれる。実に商業的な金儲け主義だ。
オリンピックを見るたびに「それは仕事だから」という言葉を思い出す。オリンピックの行われる都市って、関係者で溢れているんだろうなぁ。オリンピックってどれぐらいの人が関心があるのか知らないが。別にオリンピックそのものや、競技委員会を非難しているわけではない。そういう視点もある、というだけ。オリンピックを仕事にしている人間がいて、それで儲けている人間がいるというだけ。ちなみに選手だってそれで食っていくんだから、オリンピックで儲けているともいえる。