文章作成技法:押し付けオチ

特定の事柄に対してむちゃくちゃひどいことや、まわりがヒくようなことを書いておいて、最後に「ってアイツが言っていた。」という文章をくっつける。また、最後に有名人の名前を付け、まるで名言のように仕立て上げることで、発言の責任を押し付ける技法。ギャグの一つとして使われる文法である。前者は会話文の場合に有効で、まわりをひかせてしまったときに、咄嗟にオチをつけることができる。後者は短文の場合に有効で、あらかじめ予定した文章のオチとして用いられる。両者ともに重要なことは「それはない。」と聞いている人間が思うこと。「え、そんなこと言ってたの?」と聞いている人間が思う場合、オチにならない。うーん、なんかお笑い技法みたいな話になってきたな。

前者例:
kei「もう皇室なんてなくしちゃえばいいじゃん!」
kenzo「。。。」
kei「…ってkenzoが言ってました。あたしはそんなことぜんぜん思わないんだけど。」
kenzo「俺かよ!」
ターゲットはノリがいい人。明らかにそのような発言をしない人。

後者例:
「具体的にいえばツンデレと結婚したい。 ゲーテ
ターゲットは歴史上の有名人や著名人の名を入れる。


しかし、こうやって眺めてみると、「文章のオチ」ってのは「文章のまとめ」と違って、最後に逆説文を持ってくることで、流れのギャップをつくり文章の終了を匂わせることなのか。