かましい!うっおとしいぜ!

クリスマスだから浮かれても良い、という考え方は、酒を飲んで浮かれているのと同様。酔った勢いで痴漢行為をしても犯罪です。勘違いしないように。
んー、こう書くと「浮かれてはいかん」というように読めるかもしれない。しかし、酒を飲むのはなんのためですか?という問いの答えのように、世の中の人間は、浮かれたいし、忘れたいのだろう。浮かれたい人間は浮かれ、忘れたい人間は忘れるでしょう。自分でコントロールできない(と信じている)から、他の環境や物体に依存したがる。「浮かれる自由」というものもある。僕はそれを観察しているだけだ。肉体をコントロールできない運動神経の鈍いヤツのように、ほほえましい話だ。
クリスマスで周りはずいぶん浮ついている。酒の臭気に当てられるように気分が悪いが、いろんな商品が出回るのでわりと店頭は面白い。ライトアップがしてあるので、それはそれで楽しめる。人間も面白い動きをする。クリスマスで浮かれる必要はなく、酒に溺れる必要もない。夏は出会いの季節でもないし、秋は別れの季節でもない。クリスマスだからとプレゼントをねだるとか(ところで「ねだる」って漢字変換すると本質が見えて怖い)ラブホテルが全室埋まっているとか、がんばった自分にプレゼントだとか、一人でさびしいだとか、勘違い甚だしいが、それさえも自由だ。消費を煽る単語というものは世の中に大量にあり(むしろ売る側の単語はすべて消費を煽る言葉だ)そういったカバーのために中身が見えなくなる人間はかなり多いようだ。
女性が望むクリスマスプレゼントの平均金額は6万円だそうですよ。ほらね、ほほえましいでしょ。たいして男性に送るプレゼントの平均額は3万円だそうですよ。ほらね、ほほえましいでしょ(まあ新聞社の言うことなんて日付だって信用できないが)。普通に突っ込むなら「期待」が6万であって実際貰う金額じゃあないのに、送るのは「実際の金額」なんだよね。男性には同じ質問しないのか?こういう言葉のトリックにひっかかって喜んでプレゼントの金額を引き上げるのかな。消費を煽る言葉だね。

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