空想を具現化して見せた例

同じシステムで、「林檎だけ食べると痩せる」という理由をつけた人間や、「ポリフェノールは体にいい」という理由をつけた人間や、「アスベストは健康を害する」と理由をつけた人間がいる。現在信じられているそれらの現象を、本当に科学的に証明して理解できる人間がいるんだろうか?
たとえばアスベストはなんで体に悪いのか?理解するのには、医学知識と工学知識、薬学知識が必要だと思うんだが、なんでテレビがいってることを鵜呑みにできるのか?天才が理由をつけた。多くの人がそれを信じた。まるで神を信じるように盲目的だ。本当にそれはあるのか?ただの空想じゃあないの?ところが現実に起こる人間の動きは、幻ではない。誰もがアスベストを敵対視し、健康被害はあれのせいだと信じている。まるで悪魔が疫病を流行らせていると信じているように。まるで空想の世界だ。まるで具現化した世界だ。
林檎ダイエットはどうだろう?ダイエットの本質はカロリーの消費と摂取にある。お通じがよくなると体重が減るって?宿便が出る程度で、健康上脂肪が減るわけではない。肉体はエネルギーを脂肪という燃料タンクとして保管している。肉体を維持するエネルギーが摂取できない場合、脂肪を使う。脂肪を落とすためにはそれしかない。消費をあげるか、摂取を減らすしかない。筋肉をつけると基本消費量があがる。だから運動はダイエットに効果がある。では林檎ばかり食べてどうなる?なぜそれを信じられる?多くの人がそれを信じた。まるで神を信じるように。
では、同じように、天動説はどうだろう?オカルトは?進化論は?今は信じられていないが、後世には常識となっているかもしれない理由があるかもしれない。真実とは?真実とは、自分がより信じられる仮定のこと。一番重要なのは「多くの人が信じた」こと。
さて、ここで、多くの人間に「お姉ちゃんは最高です」と信じさせるにはどうしたらいいのかしら(いきなりダメな方向に話を進めてみる)。