議論、弁論、詭弁論

議論の根底は3つある。1.自分の意見をしっかり持つこと。2.その意見を他人にちゃんと伝えようとすること。3.他人の持つ意見をしっかり聞こうとすること。この3つ。わかっちゃいるけれど、そういうのを意識していないと、すぐに崩れる。1がない場合、詭弁論になる。3がない場合、弁論になる。詭弁論は自分の意識がしっかり固まっていないため、議題や問題点にすり替えが行われる。本人も気づかないことがある。弁論は相手に自分の意見を伝え、相手の意見を相手に納得させる形で返せばよいだけで、自分が相手の意見を吸収することはない。
議論は、相手の意見を取り込むことが含まれる。自分の意見を言うことは重要だし、しっかり伝えることには技術が必要だが、相手がなぜ物事をそう捕らえ、そう考え、そう感じ、そう思うのか?相手の言っていることをじっくり聴き、観る必要がある。相手に自分の意思が伝わらないことで自分が間違っているとか、相手が間違っていると思うのなら、そこで意思疎通は終わる。議論の余地もない。