クラナドクリアしました

ギャルゲ、エロゲは、キャラクタを攻略することが主眼であったが、やがては変質し、個々のキャラクタにそれぞれ物語(ストーリー)性が強くなり、物語が重なるような展開へとなっていった。ひとりのキャラクタがひとつの物語を持つようになる。そしてそのキャラクタの物語が強いほど、キャラクタとキャラクタの関係は絡みづらくなっていく。そのうち、物語が長文化し、攻略するキャラクタが減り、やがて物語ひとつの恋愛小説になるだろう。選択肢はなくなり、ゲーム性はなくなっていくが、かわりにひとつの物語の密度は高くなる。キャラクタが多数いる、ということはそれだけ薄まっていると考えられる。
スペクトルのように区切りはなくなだらかな色の変化のように、物事は連続しているが、誰かがどこかで「この色を赤とする」と定義した。それがジャンルだ。色は多彩にある。