生クリーム病

生クリーム病。僕が勝手に名付けてそう呼んでいる病気である。別に僕は医者ではないので、本当にそういう病気があるかは知らないし、あったらそっちが正しいので、誤解の無いように。で、多くの人が煩っているなぁ、と僕の感じている病、生クリーム病について。
みんな、生クリーム好き過ぎるだろう、と思う。まさに過ぎる。摂取しすぎている。昨今の流行ロールケーキを見る限り、ロールケーキなんて生クリームが多ければ多いほど良くて、薄いほど良い、なんて風潮に見える。
今から10年ほど前、シュークリームにハマったことがあった。とにかく見つけ次第ケーキ屋のシュークリームを片っ端から食べていくことに決めて、毎日のように食べていた。ところがある日気づいたのは、バランスが悪いやつのほうがウケが良いということだった。中に入っているカスタードクリームが多ければ多いほど良く、皮が薄いほど良い、という風潮だと気づいた。売れているシュークリームになるとそればかりで、ちょっとマシなケーキ屋にいっても、皮がうまいところはなかなかなかった。そんなシュークリームが続いたある日「そんなに好きならカップにカスタードクリームだけ入れてストローで吸ってろボケ」と逆ギレし、シュークリームを食べるのをやめた。同じように、寿司でネタが大きければ大きいほどお得、コストパフォーマンスが良いなどと評する風潮がある。はっきり言うが貧乏舌なだけだ。
自分が生クリーム病であるという自覚をしてくれ。そうすればもうちょっとマシなケーキが増えるんじゃないか、とそんな希望を持っている。