自分にあったサービスと流行しているサービスの差

クローズドのSNSとしてmixiが流行ったが、今ではSNSゲームを提供する会社になってしまった。HTMLをFTPでアップロードするようなテキストサイトや個人サイトを運営している人はほとんどいないだろう。どこもかしこもブログに移り変わり、さらにTwitterFacebookのような単文へと移り変わっている。
サービス細分化され、個の時代と言われていたが、今は個さえももっと短い時間の区切りで存在している。1日という単位ではなく、数時間、あるいは数分という単位になっていく。文章は短くなり、何日もかけて書かれた文章はほとんどない。何日もかけて読まれる文章も同様にない。
コンテンツが薄くなっている、というのはそういうことだろう。切り口が新しい、と言うのは、ただそれだけでしかない、とも言える。練り込まれた文章、いつまでも味のあるスルメは流行らない。口当たりのいいだけの駄菓子みたいな文章ばかりになってしまった。そういうスピードなのだ、と割り切る人もいるだろうし、スルメなんてオッサンの食べるものだろ古くさいぜ、と若者は笑うかもしれない。
「そのときは、自分にとって、それが最適だと思った」そんなサービスを使えばいい。「そんなの使ってるのかよ」と見下した視点では、得られるものは少ない。