誰がフィルタリングするのか?

iTunesApp Storeで実際あった話。他人のサイトから中身を丸ごとコピーしてStoreで有料で売っている、という問題があった。
折り紙の折り方、みたいなサイトだったと思う。webを作ったのは日本人で閲覧は無料だが、App Storeだと115円。作者はまったく無関係な外人だそうだ。
AppStoreは、Appleの人間がフィルタリングしている。それでもこういう問題が起こる。
問題なのは、フィルタリングだ。
たとえばにちゃんねるのまとめサイトが流行っている。誰がまとめたかで、面白さが違うのだろう。フォントを変えたり、編集者が面白いと思うところのポイントを大きくしたりすることも多いだろうが、一番大きな負担は、フィルタリングだと思う。
ゴミや問題を取り除く作業だ。
本屋で本を売っている。出版社が「これは売れるだろう」というものである。出版社は世間を見ていて、有象無象いる作者の中から、売れる人間の売れる作品を売る。
しかし今の世の中、同人誌だって出そうと思えば出せる。誰もフィルタリングしていない本だ。同人誌もまた、誰かにフィルタリングが必要なのだろうか。
現代は情報が溢れている。昔のように、織り込みチラシを貰って情報を得ている時代ではない。こちらから情報を取りに行く時代だ。
誰がフィルタリングする? どのようにフィルタリングする? より良い情報を抽出するためには、どうしたらよいだろう?