どうでもいい知識満載

たまーに、博識な人と話をする事があって、ここでいう博識な人というのは専門的な知識をちゃんと学び、それを上手に無知な人に対して説明できる能力のある人のことです。
そういう人と話すと、ちゃんと調べて積み上げているなぁ、というのと、その調べている物事について楽しんでいるなぁ、というのを感じる。
たとえば、各国の砂漠の砂の粒の大きさを調べているヤツがいたりする。そいつの話がなかなか面白い。たかだか砂粒の話なのに、それを上手に説明するし、本人も研究が楽しい、と言っているのが、よくわかる。
僕のように、どうでもいい知識ばかりが満載で、とくに深みのない、集めても意味のないものだと、研究としての対象にはなりづらいだろう。卑下しているわけではない。広く浅く見ているからこそ、見えている風景と言うものも確かにある。
狭く深く見ることもできて、広く浅く見ることもできるようになるといいのだが。そしていつか、狭く浅くも見られて、深く広くも見られるようになり、やがては見なくても見えて、見えても見ないようになれると良い。