それはなんのせい?

他人に対して暴力的で、あいつが悪いこいつが悪いと責任転嫁しているヤツがいるとする。暴力が外側に向いているタイプだ。それとは逆に、自分に対して暴力的で、自分のココが悪いあそこが嫌いだと自責するヤツがいる。暴力が内側に向いているタイプだ。
この両者は、態度としては真反対だが、暴力的であるという観点において、同じである。
何かのせいにしたほうが、安心する。そういう思考は確かにある。でも、本当にそうなんだろうか。理由に負けてないか? 他人のせいでもなく、自分のせいでもない。誰かのせいにして、何かのせいにして、安心しているだけじゃあないのか?
なんのせいでもない、という考え方は可能だろうか。