スタンド名:ディズニーワールド

ディズニーランドに現れたモンスターペアレント(MPとする)に対して、ディズニースタッフ(キャストとする)はどのように対処するのか? というのを考えていた。
当然出現する場所だろうし(あいつらはゴキブリのようにどこにでもいる)ディズニーならなんらかの綺麗にまとめるマニュアルを持っているのではないか、と考えていたのだ。
そこで、最近ディズニーランドでMPを見た人の話を聞いてみた。そのMPは、子供をたてにして、列に割り込んできたそうだ。
ところが、キャストは特になにもせず、周囲に居た客がMPに注意をし、MPは愚痴をいいながらその場を去ったそうだ。
そのことを教えてくれた人はMPとキャストに不満を言っていたが、僕はまったく別の「社会統治」について考えていた。これは「暴力で支配する時代」の「次」なのではないか?
客同士が、問題を解決する。善意を持ってお互いを見る。キャストは特に何もしないが、大きな問題になった場合、回収する能力を持っている。そういう社会統治方法で、MPなどの小さな問題だけではなく、もっと巨大な問題まで対応できるのではないか。
これは、ディズニーという世界観のせいなのか? なんでそんなことができるんだ? 現実をこうやって善意で包んでしまうことってできないの? それとも現実には持ち込めない夢の国だけの話なのか?
だとしたら、ディズニーはスタンド使いでいいだろ。死んだあとも影響し続けるスタンド能力だ。