スベるのはアイススケートだけで十分だ

アイススケートってもう何年も行ってない。というわけで行くことにした。設営場を調べてみると、わりといっぱいある。常設なんてのもあって、夏でもやっているようだ。べ、べつに冬季オリンピックに感動したとかじゃあないんだからねっ！行ってみると大盛況だった。お前ら冬季オリンピックやってるからって、普段こないくせに！（僕の特技は、自分のことを棚にあげるです）
ひっさしぶりにスケート靴を履いて氷の上に立ってみたが…なんじゃこりゃ。こんなんでよく動けるもんだ。靴についているブレードの刃は5mmほどだろうか。その上に人間が乗って滑っている。無理だろ。物理的に考えておかしい。摩擦係数が小さいのですげーすべるし。生まれたての小鹿みたいにプルプルしている僕の隣を、僕と同じような靴を履いた女の子がすいすい滑っていく。どうなってるの？　魔法？　もっと科学的な証明を求む。
しばらく手すり際でおろおろしていると、だんだん慣れてきてすべることができるようになった。まあ「それでできるっていうの？」というレベルだが、オリンピックは、もうちょい練習しないと出場はできない。もうちょい、が100年単位ですけど。アイススケートは孤独なスポーツだと思う。僕がそう思うだけで、他人は知らない。女の子と手をつないですべる、なんてかなり上手じゃないと無理だ。
アイススケート雑学ネタ。XTRAICE（ エクストラアイス ）新素材。特殊樹脂だか特殊プラスチックでできている。リンクを凍らせているわけじゃあなくて、そのプレートを設置することで、その上をすべることができる。普通のアイススケート靴で滑れる。メンテナンスは、特殊なワックスがけをする。温度変化がないため、設営や撤去が簡単。
これだったらコケてもビショビショにならないと思うので、こっちがいろんなところにできるといいなぁ。あと、コケても痛くない装備が必要だよ。アイススケートは。なんであんな薄着でできるわけ？コケたときの痛さは、コンクリとあんまり変わらないぞ。