他人の家を買う

父親から「PCの調子が悪い」と言われ見に行くと、どうやらファンがイカれているらしい。メーカーのPCだったが、さすがに古く、サポートして郵送したりしている間、パソコンがないのは困る、とのことだったので、ニューPCの購入を薦めた。
ところが、今度は、何が必要なのかわからない。
安いのがいい、と言っているのに、CPUのパワーがあり、ファンが静かなものがよいそうだ。それは矛盾している、と指摘しても、理解できない模様。以前のPCはwinXPだったが、今回はWin7になる。そのため、使えないアプリケーションがある、と助言すると「アプリケーションってなに?」というレベル。
「メールはOutLook Expressを使っている」というが、僕が使っていないので最近の動向がさっぱりわからない。調べてみると開発は中止されていて、Win7で動くのかわからない。正直、僕はWin7Vistaもロクに触っていないので、OSについての助言そのものができない。
「パソコンは、パーソナルコンピュータの略です。自分のことは自分でしなさい。できないなら金を払って、餅屋にサポートしてもらいなさい。僕は餅屋ではない」という助言をして帰ってきた。
結局、DELLでさまざまなサポートに入って、対応してもらえるようにしたそうだ。そうあるべきだと僕は考える。自分の家を自分で建てろ、とは思わないが、自分の住みやすい家に住むといい。