郊外型大型ショッピングモールを歩きながら考えたこと

新三郷のショッピングモールを歩いていた。ずいぶんと子連れが多い。若い夫婦が多いようだ。僕より年下だろうか、年上だろうか、それとも同じぐらいだろうか。郊外に家を買って、そこで暮らしているのだろう。車がないと生活できないような場所だが、家には庭があって、バーベキューができる。一軒家で、長いローンを組んでいる。小さな子供は、はしゃぎまわっているが、無礼なヤツはそんなにいない。
ショッピングモールの中は、すべて禁煙だった。ガラスで囲われた喫煙ルームが点々とある。喫煙者は大変かもしれないが、子供が多い場所だから、そういうことを気にする人も多いだろう。
食べ物屋はどこも行列している。フードコートには、子供連れ用の席があり、緩衝材などで囲われていて、ゆったりとしたつくりだった。座っているほうはいいが、並んでいるほうは、早くどいて欲しい、と思うだろう。モールに入っている店は、どこも安くて、セールをやっている。そういう時期だったのだろうか。
僕は、いつの間にか、こんな場違いな人間になっていた。
ここから先は敬虔なる者たちだけが入れる。俺たちは入れない。