他者へ向かう暴力、自己に向かう暴力

他人やモノに八つ当たりしている姿が嫌いなので、できるだけそういうことをしないようにしている。もちろんカンペキにコントロールできるわけではない。暴力は振るわないまでも、不機嫌だったり、態度が悪かったりしてしまう。だが、そういうことができるだけないようにしたい、とは思っている。
このように、人はなんらかの悪意が、心から湧き上がることがある。そして、その悪意から発せられるエネルギーを暴力に変換して出力している。
この出力先が外部である場合を「八つ当たり」という。では、この暴力の方向性というものを考えたときに、エネルギーが外部ではなく、内部に向かう場合はどうなるだろうか。僕は、それが自己嫌悪ではないかと考えている。
何かに八つ当たりをしているように、自分に暴力を振るっている。湧き上がる悪意は、結局のところコントロールされていない。自分に暴力をあまり振るうなよ。傷ついちゃうぜ。