分類とは視点の在り様だ

分類というものに興味がある。分類というものは、概念化の基礎であり、その人がどの分類レベルに視点を持っているのかによって、人間の立ち位置が明確化できるのではないか?と考えているからだ。
たとえば、料理ができない人間から見たら「料理が好きな人たち」とひとくくりにする分類があるとする。それは外側からの観点だ。中に入ると、料理にもさまざまな分類があり、たとえば和風が得意だったり、洋風が得意だったりする。この分類も、さらに中に入ると、オーブン料理(道具別)だったり、卵料理(素材別)だったり、と分類は細分化されていく。
オタクも同様で、外側から見た人間は「オタク」という分類をするが、鉄道とか漫画とかアニメとか、さまざまな分類がある。漫画は読むがアニメは一切見ない、という人間もいるが、それは中に入らないとわからない。