舌が磨耗している

味覚が死んでる話です。
すっぱいものがわりと好きで、食べていたんですが、ある日、他人に指摘されて気づいた。その日、「かむかむレモン」ってのを食べていたんですが、僕、そのー、…ざらざらざら、って口の中にナン粒か放り込んでもしゃもしゃ食べてるんですよ。
それを見ていて「すっぱくないの?」と聞かれた。そう、これはすっぱい食べ物だったのだ。ところが、僕はそんなにすっぱいと思わない。甘い、ぐらいしか感じなくなっていた。最初、これは一粒食べるたびに、うわーすっぱーい!となっていたのに、今では、ざらざらとナン粒も食べてしまう。
ようするに、味覚が死んでる。すっぱいの味覚は殺せる。それ以来、すっぱいものを控えるようにしている。殺そうと思えば、どんどん殺せてしまうから。ストロングゼット、というガムが発売された。ウメ味を食べているが、別にそんなにストロングじゃない。…そう感じているのは、僕だけなのかもしれないが。