あけました

webで見られる漫画、というものが多数存在しており、それを見ている。絵だけ見れば、とてもじゃないが商業では出せないようなレベルのものだったり、話の展開がむちゃくちゃだったりして、商業向きではないが、ネット独自の感覚で楽しめるのだ。
そんなweb漫画は、読み始めるか迷うことがある。目次を見ると150話もある。絵は雑。しかも中世ファンタジーなんて書かれている。いきなり読む気が失せたが、数話だけでも見てみるか、と読んでみたら、妙に面白い。先が気になる。そんな漫画が150話も続き、ようやく完結していた。よかった。完結しているヤツを選んで。100話まであるのに、完結してないなんてヤツとかもザラにあるんだよ。そんなの読んで、続きがチョー気になったら困るし、さ。
誰かが。一つの頭脳が。この物語を考えて、完結させたのだ。それが、すごいじゃないか。コツコツと書き溜め、発表し、そしてその物語が完成した。なんか、そういうのって、すごい。泣かせるとか、笑わせるとか、感動させるとか、恐怖させるとか。まあ『面白いこと』ってのは、それで構成されるわけだけど、何か面白いことを思いついても、それを表現しないと、保存もできず、他人にも伝えられない。少しずつ、保存する。作り上げていく。マッチ棒で城を建てるように。そうやって、千里の道も踏破するだろう。