本当に優れた書評とは何か?

それは普段、本を読まないような連中さえも、読みたくなるような、そういう本の紹介だ。

 『王様のブランチ』で紹介された本は売れる、という話はよく耳にするのですが、優香さんの「一泣き10万部」には驚きました。
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20081209
活字中毒R。さん

これも書評になるんだろうか…。
なんかさぁ、そういうことになるともう、ねぇ…。書評家さんとかは、それをどう思ってんだろ。なんとも思わないのかな。お笑い芸人がちょろっと書いた本がベストセラーとかなったら、小説家は、やってらんねー!とか思うかもしれない。真剣に『お笑い』について考えている連中は、今の一発芸ばっかりのバラエティ番組をどういう気持ちで見てるんだ?
これからどんどん『大ヒット』は減り、商品は細分化されていくだろう。それは豊かになり選択肢が増えた結果だ。『巨人』のように、スポーツ少年の誰もが憧れる野球チームは存在しなくなり、いろんなスポーツのファン、いろんなチームのファンの子供が増えていくだろう。すべての人間はオタク化していく。
そう考えると、書評を見てくれる一部のファンがいて、大ヒットはしなくても自分の視点を面白いと思ってくれる人がいるのなら、書評家は自分の信じる書評をし続けるのだろう。