粗品の損得

あのー、新聞をとるとか、まあそういうので、「粗品」ってあるじゃないですか。あれ、欲しいかぁ? アレもらって、得した! って思えるの? そこがうまく理解できない。鼻水が出てしょうがなく、手持ちのティッシュが切れたときタイミングよく渡されたティッシュなら、グラッチェ!と言う気持ちにもなるだろうけど、洗剤って。公衆トイレでウンコしてて気づいたらトイレットペーパーがなかった!ってときに渡されたトイレットペーパーならわかるけど、家にいてトイレットペーパーもらってもなぁ…。いや、常備してあるから別に入らないし大丈夫、っていう気持ちにならないか? 無料だしとっておいて劣化しないじゃん、って思うのか? とっておく場所のほうがもったいなくない? その分、漫画とか買って置けるはずなのに、トイレットペーパーなんぞに場所をとられてるんだぞ。
たとえば洗剤とか、自分が好きな洗剤使いたくないのか? タオルとか、マシなタオル使いたくないの? 僕の家には、企業の名前が入った販促タオルと、ユニクロのタオルと、有名高級ホテルで買ったタオルがありますが、有名高級ホテルで買ったタオルのほうが、ずっと使い勝手がいいし感触良いままだしヘタレない。高いものは高いなりの理由がある。まあシャネルみたいにくだらねーロゴ代だけのところもありますけど(僕はシャネルが嫌いなだけです。好きな人はご自由に)金をちゃんと出してよいものを買え、といつも思っている。まあ、僕がそういう金の使い方だ、ってだけで、他人なんぞ知ったことじゃあないんでしょうけど、どうもなぁ。あれ、得だと思えない。ゴミを押し付けられている気分。ビール券を換金すればいい、とか言われるけど、じゃあ今、この場で、現金でくれよ。換金する手間賃は誰が払うんじゃい。ティッシュとかも、うーん、どうしようもない自体ならわかるけど、買ったやつのほうが絶対品質が良い。
10万円ポケットに入ってようが、吉野家に行きたいから吉野家に行くのなら理解できるが、金がないから吉野家へ行こうとは思わない、ということ。金がなかったら自炊するわい。人によるんだろうなぁ。
しかし、バーゲンで得する、という意識がどうもなぁ…なんでこんなにニガテなんだろう。残り物の人気がない商品で欲しくもないのに金を払うのは、なぜなの? どうして得したと思えるの? 安いから欲しい、って意図はどっからきたの? 欲しいものがたまたま安いならわかるんだけど、逆は意味がわからん。でも、多くの人は理解できるんだろう。僕が正しいわけでもないし、誰かが正しいわけでもない。いろんなヤツがいる、ってことだ。
でも、とりあえず、少なくとも、粗品、をうれしがる時代では、ないと思うよ。世の中は、もっと裕福だ。