ダレル・ロイヤルの手紙

「相手にこう思われたらどうしよう」と「相手をこう思わせたい」は、違う。受動態か能動態かの違いだ。
「空気を読む」についての考察なんだけど、時々、他者の印象を操作しなくてはならないときがあって、それがとにかく苦痛だ。本来なら逃げ出したいが、仕事だとやらざるを得ない状況と言うものが存在する。僕は仕事が出来て、信頼できる男である、という空気操作をしなくてはならない場合もある。外交するときは、外交モードの人格を立ち上げる。この人格はすげーエネルギー使うし、フラストレーションも多いからあんまり使いたくないが、仕方が無い。
こう思われたらどうしよう、ではない。他人にこう思わせたい、という行動をとるのだ。会話をしていて、スベらないプレイヤはいない。一流のプレイヤは、スベっても速やかに立ち上がり、空気を作り出す努力をする。普通のプレイヤはそれよりもほんのちょっと遅い。敗者は空気を読んでいるだけだ。
僕ができるのかって? できたら苦労しないんじゃコラーッ!