リア充という幻想

リア充って単語があって、まあ、非モテみたいな設定中二病の一種なんですが、それをまったくネット方言に詳しくない人間に説明したら、こういわれた。
「ネットをしているのはリアル(現実)のお前だろ。なんでネットとリアルが分かれてるんだよ。それから、充実してるかしてないかって、誰か他人が決めることなのか?」
なるほど。たしかに。
「モテる」も、そうですけど、まあ、ようするに、永遠にたどり着かない幻想だ。キムタクだって、銀座のNo.1ホストだって、たぶん自分はまだまだだ、と思っているだろう。他人から見たらモテだとしても、だ。テニスサークルで合コンしている人たちは、自分たちが充実している、と本気で信じている人がいるんだろうか(まあ、思うだけなら自由なので、いるかもしれないが)オタクで自分のオタ度はまだまだだ、と感じるヤツはいるかもしれないが、自分がオタのトップだ、と感じるヤツがいないように、存在しないのではないか。
結局、見上げればきりのない幻想か。