10年前も、10年後も、バカはバカのままなのか?

20年ほど前には東京にも暴走族がいて(今でもいるのか知らないが絶滅危惧種だろう)、リーゼントの男が爆音を鳴らし、他人に迷惑をかけながらバイクでゆっくりと走行していた。今では、いない。人は賢くなったのだろうか? 少しは洗練されたのだろうか?
ところが秋葉原ホコ天は、どうだ。路上ライブ禁止の看板前でライブを行ってよろこんでいる。彼らは暴走族とそんなに違うか? 彼らに群がるものたちは、珍走団とそんなに違うのか?
結局、10年前の子供も、10年後の子供も、バカはバカのままなのか? バカなおっさん、おばさんを見ていても思う。なぜこんなヤツが生きていけるんだ? バカな学生を見て思う。こんなヤツが生きていけるのか? だけどそのおっさんもおばさんも、ずっと昔から、学生時代からバカだったのだ。僕がバカのままおっさんになったように。
2000年前に生きた天才哲学者の思考に到達するなんてことは、結局生まれ持った天才じゃあないと到達できないのか? そうじゃない、誰もがたどり着けるはずだ、と思いたい。