自慢話の面白さ、および褒める能力について

ある小噺があって、それは海外の人間を複数集め「自分の恋人を自慢してください」というネタ。各国の自分の恋人の魅力や、自分の恋人の欠点について話し出すというネタで、それぞれの国が風刺を交えている。例えばアメリカだと肥満の問題が取り上げられたり、韓国だと女性の地位が明らかに低かったりする。なにをやらせても一番うまいのはイタリア人だけど、すばらしい女性が多すぎて一人と長続きしない、というオチなんだけど。
海外の人間は、そういう恋人自慢を他人にアピールするのが上手(国家別の差があるにしても)なのだが、日本人はそれが超絶にヘタクソだ。「へりくだる」という文化が身についているせいか、自慢というものが上手にできない文化らしい。酒の席なんかで自慢話をしている人間の愚かさが見えているからかもしれないが、僕から言わせれば、あれは自慢話がヘタクソだから聞き苦しいのだ。
もっと美しい自慢話を、ちゃんと見るといいと思う。僕が他人のノロケを聞くのが好きなのは、そういうところだ。まあ、大半の日本人はツンデレなので、そういうデレ部分はめったに見られないようだ。