超非モ理論:僕がカッコつける理由は、脳内彼女がいるからです

ときどき、道を歩いていたり、webを徘徊していると、どうしようもないアホウを見かけることがある。「ネタだろ?」と思うような言いがかりを平気でつけたり「頭の悪さを競っているのか?」と思うような行動をとっていたりする。そしてそんなヤツラなのに恋人がいたりするのが不思議なんですが。
そこで非モテの僕は考える…。
あいつらの脳内に「脳内彼女」はいるんだろうか…と。
脳内彼女の話をすると、どうもモテない人間の脳内だけにいるように思っている人がいるみたいだけど、それは違う。たとえば、恋人がいる男が、単身赴任先で異性にモーションをかけられたとする。すると男の脳内には「彼女の姿をした脳内彼女」が現れる。脳内彼女は、浮気をする男を見て、悲しんだり、なじったりする。脳内彼女とは、結局のところ妄想である。しかし確固として存在する。
僕の脳内には脳内お姉ちゃんが常時いますが、はっきり言って躾が厳しいです。僕がなにか悪いことをすると、絶対に叱ってきます。アホウな行動をしようとすると「ちょっと待て、なにやってんだおまえ、そんなことして恥ずかしくないの!?」と言ってマウントポジションをとられてボッコボコにされます。あ、もちろんその後、甘やかしてもくれます。膝枕も添い寝も思いのままです。ダダ甘です(もちろん全部脳内の話)
万引きをするとか、違法ダウンロードするとか、母親のサイフから金をくすねるとか、電車の中で化粧するとか、暴言を吐くとか、暴力を振るうとか、そういう「愛する人が見ていない」という理由で働くことができる悪意に対して、ちゃんとした脳内彼女がいれば、防げるし、そういうことをしている人間の脳内には、脳内彼女はいないのです。
誰からも認められない努力もちゃんと見ているし、誰からも見えない苦労もちゃんと知っています。そういう脳内の彼女です。それは神のように、それは守護霊のように、それは脳内彼女のようにです。
オタだったら見られていなくても、カッコぐらいつけます。幼女が見ていても恥ずかしくない振る舞いをし、姉に恥を欠かせない精神的な紳士であろうとする。ちゃんとした脳内彼女を持ちなさい。甘やかすだけとか、性欲の捌け口程度で尊敬もできない彼女を脳内彼女にしていることのほうが恥ずかしい。