萌えない腐女子

消しゴム×鉛筆なんて、もう10年も前に通過してるの! という腐女子と話しをする機会があったので、ちょっと聞いてみたんだけれど、木星×土星さえも萌えて見せるとのお言葉をいただいた。なかなか考え深いものがある。
そこでいくつかの事例を聞いてみると、どうやら「攻め」と「受け」の二つの存在の関連性が重要であるらしい。そこに物語を見出し、一瞬で無限に広がっていくビッグバンのような妄想こそが、腐女子的原動力であるようだ。
極めて少ない事例しか見ていない僕が観測する限りではあるが、彼女達には、何らかの関連性がある、二つの存在が必要なようだ。つまり唐突に一つだけ存在するものや、概念上のもの、またはまったく関連性のない二つのもの、は萌えることができないらしい。
簡単に接続できなそうな事例としては「長門(キャラクタとして唐突に一つだけで存在する場合)」とか「鉛筆と太陽(スケールが違う二つの関連性を見出せない存在)」とか「現実と数式(概念的な存在)」などである。萌えるためには、両者になんらかの関連性を見出し、そこを接続する必要があるように見える。
逆に萌えとか言ってるオタクの男どもは、単品でイケル場合が多いように見える。長門一人で千人は殺せるだろう。一騎当千だ。僕ですか? 姉でなければほぼ無敵なので、問題はありません。