耐久性について

ギャグ漫画を読んでいて思うのは「扱いづらい」です。というのも、面白いギャグ漫画というものは、立ち読みでは読めない。笑ってしまうから。じゃあ買って帰って家で読めばいいじゃん、って思うけれど、買って帰って家で何度もギャグ漫画を読んで笑えるか?1回きりじゃあないの?まあ数回は笑えるかもしれないけれど、明日も読んで、あさってもまた読んで笑える?週刊誌で読み捨てていくのならばそれでかまわないけれど、何度も何度も読まれるコミックスとして存在するギャグ漫画はどうしたらいいの?同じように、泣ける漫画も「扱いづらい」。移動中に読めないし(小説だとポイントがあるので「泣かせポイント」に入ったら一時中断する)

ところが、稀に、耐久性の高い漫画というものがある。思い出しただけで笑える漫画。思い出しただけで泣ける漫画。何度も何度も読んだのに感動がよみがえる漫画というものがある。人によって違うだろう。この耐久性が漫画の芸術性だと僕は考える。
「ゴキブリかばって撃たれるヒロインなんて聞いたことねーよ!」
思い出しても笑ってしまう。っていうかそのセリフは漫画じゃねぇっ!