スポーツに関する考察

スポーツをしたことがあるだろうか?大半の人間は「ある」と答えるだろうが、それは本当にスポーツだろうか?スポーツの定義はなんだろう?とりあえず体育の授業で体を動かすことがスポーツだと定義したのなら、それはしたことがある。僕だってある。
ところが、僕の考えているスポーツとは、もっと違って、それは陸上競技が一番わかりやすい形状をしている。水泳も近いかな。なんというか、そう、あれは「やらないとわからない」タイプの面白さ、とでもいおうか。究極のところ、自分だけしかいない孤独だと思う。
対戦形式の場合や、パーティプレイ(サッカーや野球のような複数人数の競技)の場合、対戦相手を負かすことが重要になってくる。そこにスポーツマンシップとかいううそ臭い肩書きをくっつけるとスポーツになる。本当に勝ちたければスパイを送るし、賄賂を渡すし、毒でも盛れば良い。ところが、陸上や水泳という競技は、それがない。常に自分しかいない。相手が走ろうが走るまいがどうでもよい。
思うに、そういった孤独を愛する人は、陸上や水泳をやっても楽しめる。逆に馴れ合いや駆け引きが楽しみたい人は、そういったスポーツが楽しめる。
まあ、どのみち本当にスポーツが好きな人間から見たら、きっとそのへんのスノーボーダやサーファなんて子供の児戯にすぎないんだろう。うまいものが好きな人間と、流行の店が好きな人間は違うようなものだ。