絵本に教訓は必要か?

絵本だけじゃなくて、児童書とか童話とか見ると「これが教訓」という結論を出したがる人がいっぱいいる。これは国語の授業がそういう形状をしているからであって、まあ教育の弊害だと思う。別に教訓なんてなくてもいい。なんとなく不思議だな、面白いな、恐いな、哀しいな、楽しいな、そういった、ぼんやりとしたものを、感じてもらえばそれだけでいいはずだ。僕が作るならそう思う。読む人間が勝手に考えればいいし、感じればいい。ただ、こう感じるだろうな、と予想して作るだろう。
なぜ教訓があるなんて思うんだい?その教訓だと思っているものは、合っているのかい?このとき作者が何を考えていたでしょうなんて、答えがあると思うかい?「締め切り間際ですげーあせってた」ってところが、作者の考えていたことかもしれないじゃないか。
海外での「国語」の授業っていったいどんなことをしているんだろう。少なくとも日本での英語の授業と国語の授業はまったく形状が違うよね。不思議だと誰も思わないんだろうか。

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植物の虫病気用スプレー 盆栽鉢を持ち上げたら、ダニが出てきたので…。