「お客様は神様です」って意識は誰のものか

・満員電車に老人が乗り込んできて、人を押しのけて進み、既に人が座っている優先席に強引に座りだした。そこに座っていたおばさんが立ち上がり、その老人に席を譲った。
電器屋で商品を眺めていると、店員に絡んでいる客がいた。もっとポイントつけろよ、割り引けるだろ、安くしろ、お客様は神様なんだろ。客はエラソーな態度で店員に絡み、店員は巧みにソレをかわしていた。

そんな勘違いしている人を数人見かけたので書いておく。
老人の「自分が優先されて当然」という意識は間違いだ。若者(老人以外の存在)が善意で優先するのであって、主体は若者のほうにある。老人のほうではない。お客様は神様です、というのは店員側の意識であって、客側の意識ではないのも同様だ。
自分の思い通りにならなければ、周囲に「そう思うでしょ?」と同意だけ求め、傷を舐めあっているのだろう。ナンパストリートでぶっ殺すと言っている若者のようだ。ジョジョを読むといい。