本の配置の考察

漫画って、どういうところに置いてある? まあ、漫画じゃなくてもいいや、本ならなんでもいい。どういうところに置かれている? 本棚に入っているものや、押入れの奥に仕舞われているもの、本棚から溢れて床においてあるものもあるだろう。捨てようと玄関に山積みになり、半年が過ぎたものもあるんじゃないのか。本を読まない、という人種や、とても几帳面でないかぎり、いろんなところに、本が置かれているのではないだろうか。僕なんかは、じつにずぼらなので、部屋に本が散乱している。枕の横にも積んであるし、洗濯機の上にも置かれている。
さて、そういった本の山の中で、どういう本を手に取るだろうか? それは本当に読みたい本だろうか? 僕はそうではない。「手に取りやすい配置にある本」を手にとるのだと思う。
僕はいままで、すべての本を片付けており、本棚に仕舞っていた。そうすると本をほとんど読まなかった。ときどき思い返したように本を見ていた。ところが最近、やたらと本を購入しており、本棚が溢れ、床に平積みになってしまった。そうすると、なぜか平積みされている本を手に取る傾向があることに気づいた。これは僕だけの行動なのだろうか? それとも万人が、なんらかの傾向を持って本を手に取るのだろうか。
こういう「片付け」によって、無駄な時間を削除できるかもしれない。テレビを見てしまうのも、見やすい位置にあるからじゃないのか? 自炊しないのも、台所の配置が悪いのではないか? もちろんただの想像。