パーツ愛 −フェチズムのすゝめ−

パーツ愛、というジャンルがある。小さな部位だけに特化する性衝動分類のひとつ。フェチ、属性、オタク化の一種だが、一般用語化しているようだ。人体パーツが細分化され、評価される。時には人体に付属するパーツの場合もある。髪形、目の形、体系、巨乳虚乳などが多く見受けられる。ストッキング、スク水、ハイヒール、なんかもある。他者の理解が得られないものはマニアと呼ばれ迫害を受ける。
自分がオタだということは認めない連中も、このパーツ愛は理解される。むしろ自称非オタ諸君が、そういうところでオタクを主張していることも多い。思想がコンフリクトしていると思うが、本人は至って普通のようだ。自分が普通だと思えるスキルがあるのだろう。
中にはそういう「見た目に囚われない」という人間もいるだろう。しかし、人間はかならず偏る。たとえば僕は「姉」という概念に囚われている。これは属性だが、パーツ化の一種と考えられる。理解は得られないが、どのように分類するのか、というものが人間の抽象化の能力だろう。