「子供が安心して暮らせる街づくり」

このスローガンを考えたやつは、この町で安心できたのだろうか。もし安心できたのなら、子供だって安心できるし、もし安心できないのなら、まず自分が安心できる町を造ってはどうだろう。子供をダシにしているだけだ。アホウだから、自分がダシにしていることさえ気づいてないのか、それとも周りはアホウだから気づかないだろうと信じているのか知らないが。
人が安心するのは、一時的な麻痺でしかない。生きるということは、常に不安定な状態である。不安なのは当たり前だ。死んでいる状態のほうが、明らかに安定している。「世の中は危険がいっぱいだ」と脅すわけではない。「世の中は安心だ」とウソをつくわけでもない。
「気をつけて歩きなさい。人は危険を減らそうと努力していて、現代社会を作ったけれど、まだまだ成長の余地があるのです」