二度寝の夢

夢をほとんど見ない。「見ないわけじゃあなくて覚えていないだけだ」と夢博士(夢にやけに詳しい人)は言うので、じゃあ、覚えていない。そんな中で、ときどき覚えていることがあって、ものすごい唐突なものが多い。19xx年、核の炎で焼かれた北斗の大地でドラえもん(顔はゴルゴ)と共闘する夢とか。この話をすると「二次元と現実の区別のつかない最近の若者…」といわれる。ちゃんとついてるわ。ドラえもんなんているか。いるのはダダ甘お姉ちゃんだけだ。
で、話を戻すけど、二度寝のときに見る夢がある。
朝起きて、朝食を用意する。髪の毛を直して、コーヒーを淹れる。優雅な食事。盆栽に水をやる。服を着替える。ネクタイを締めて、よし、でかけるぞ! …というところで目が覚める。ああ、もう、そういうときの朝食だけ妙によくできてるんだよ、チクショウ。トーストにベーコンエッグが乗っていて、しかもレタスとトマトにオニオンフライがかかったサラダまで用意してるっつーの! 冷蔵庫にそんな食材入ってないのに! だって夢だもん。