禁子供車両ができるまで

ちょっと遠出する必要があり、ひさしぶりに新幹線に乗ったんだけど、土日だったせいか、もうとにかく子連れが多い。別に連休じゃないんだから、単なる土日なはずだけれど、この人たちはどこへ行くのだろうか。僕の後ろに座っていた親子は比較的礼儀正しい(あくまで比較的)ので我慢できる程度だったけど。できればいないほうが望ましい。禁子供車両ってできないかな。いくらまでなら僕は出すだろう。+2000円ぐらいまでなら出すかもしれない。
一昔前まで禁煙席と喫煙席は存在しなかった。分煙なんて発想はここ数年で急速に広がり、今では喫煙者は悪魔ぐらいな扱いになっているが、そのうち子供もそんな扱いになるんだろうか。老人はどうだろう。
女性専用車両ができたように、禁煙車ができたように、いつかもっと別の視点から切り込む何かが作られるだろう。それを区別とするのか差別とするのか、きっともめると思うが、商業収入が見込めれば、きっとできるだろう。禁子供車両かどうかは、わからないけれど。
っていうか、まあ子供だってこんなところに頼んでもいないのに閉じ込められてるわけだから、泣き喚くのもわかるけどさぁ。親も子供なんて連れて行きたくもないのに連れて行かざるを得ないのもわかるけどさぁ。
でも「前に座ってるおじさんが怒ってるから、静かにしなさい」って注意する親。それは、違うだろ。(現代社会ホラーオチ)

勝手に捏造用語解説:現代社会ホラーオチ
文章の最後につけるオチの種類。現代社会ホラーとは、血が飛び散るとか、誰かが泣き叫ぶわけではなく、生活していると、ふとした拍子に出会いそうな、ゾッとする意識のこと。それが普通に見える人がいるらしいが、僕からみるとめっちゃくちゃ怖い無自覚さのことを指す。
具体例:
ある万引きサラリーマンが言った一言「金払えばいいんだろ!」
あるファミレスにいた女が言った一言「恋人が浮気してるっぽいから相手の携帯チェックしてみた」
などがある。怖い。