ブランド力とは何か

まあいろんなところで「ゲド戦記つまんねぇよ!」という話を聞きます。それの理由について、これまたいろんなところで「息子がダメダメ」「父親も甘やかしすぎ」なんて酷評を聞きます。んー、みんな、それだけ期待してたんだなー。あんだけCMやってたもんなぁ。
僕なんかは「誰が監督したのか」と「ゲド戦記の面白さ」に、関連性があるのですか?って思うド素人なわけですが、それは「別に監督がジーコでも、そうじゃなくても、結局決勝リーグいけないんじゃないの?」と思っているのと同じですね。たぶんなんか違いがあるんでしょう。
今回、誰が作ったのか知らないけれど、ジブリブランドを背負ってゲド戦記ってものを作りました。面白くありませんでした。だから二世はダメなんだ。このときの「だから」は使い方が間違えています。そこはつながらない。二世なんて関係ない。「ゲド戦記はつまらない」ただそれだけでいいじゃない。なに二世のせいにしてんの?だから一世(はやお)のブランドが守られるとほんのちょっぴりでも思ったの?関係ない。今回のジブリはイマイチだ。それだけです。そしてそれはジブリ全体のイメージダウンだろう。ジブリだからみんな期待しちゃう、なぜならそれが「ブランド」というものの力だから。その中の誰が作ったかなんて、知らないでしょ、普通。シャネルのバッグまではわかるけれど、シャネルのどのデザイナが作ったバッグなのか、知ってる人って相応のオタク(もしくはプロ)だけだと思いますが、どうでしょう。
ジブリが評価を落とした。それだけでしょ。ジブリの次回作に期待する人が減った。それだけでしょ。ブランドっていうのは、そういう安心感というか、安定性というか、期待値というか、まあつまりは、信用度の印だ。次からそのブランドがついている作品を見ないようにすればいいんじゃない?

はい、ここまで書いてなんですが、僕は観ていません。そんなヤツのいってることを信じないように。ホントにつまらないのかなんて、見た本人だけが知っている。他人の意見なんて聞く必要もない。