キミの目標、僕の予定

年末年始になると「今年(来年)の目標」という文章をよく見かける。今年は何をしよう。あれをしようこれをしよう。今年はこういう方針でいこう。今年はこんなことにチャレンジしよう。いろいろ見かける。とても前向きで、向上心のある、意気込みの伝わってくる文章だ。しかし見かけるたびに、不思議な感覚に囚われる。なぜだろう?と考えてみた。

一つは「その前の目標は達成できたの?」という結果がたいてい書かれていないこと。今年の初めに掲げた目標は、達成できたのか?達成できていない場合、なにが問題だったのか?達成できた場合、何を得、何を失ったのか?データとして客観性がないからだろうか。別に仕事でもあるまいし、本人が満足していればそれでいいじゃない?という意見もあるだろう。まったくその通りだ。ぜんぜん文句はない。ただ、みんな気にならないのか?

もう一つは思ったのは「それは予定じゃないの?」というものが多いこと。たとえば「今年はXXの資格試験と取る!」と書いてあったとしたら、XXの試験は何月何日なのか。それまでに何が必要なのか。どんな勉強方法で行くのか。「今年はダイエットしよう」だったら、いつまでに体重何キロになっているのか。そのためにはカロリー制限をどの程度かけるのか。運動量をどの程度増やすのか。なんで予定をたてないの?そんなんでなんとかなるモノなの?普通の人は、もっと抽象的な決め事をするんだろう。ただ、それは本当に抽象性なのか?曖昧と抽象性の違いはなんだろう?

というわけで、1月の予定というものを今月の半ばぐらいに決めた。
1月中に運転免許を取る。
というわけで、取った。
さて来月の予定はどうしようか。