モテの概念

現在日本が採用している夫婦制度というものは、一夫一婦制。それ以外は違法。当たり前じゃん!と思うかもしれないが、世界的に見ると違う夫婦制度を導入している国はわりとある。なぜそういうシステムになったのか、一夫一婦制というものがキリスト教系統の発想だからだろうか。歴史についてはあまり詳しくないが、猿を眺めていると、一夫一婦制のシステムを取り入れていない。雄があり、それに複数の雌がつく、一夫多妻制だ。このシステムが猿のシステムは基本である。ということは、人間もこのシステムが基本だったのだろう。今の日本は違う、というだけだ。
キリスト教圏ではない一夫多妻制を導入している社会では、モテとはどういう人のことを言うのだろうか。逆に一妻多夫制ではどうだろう?また重婚というものが可能な社会ではどうだろう?きっとモテというものは一夫一婦制のソレとは違ってくるはずだ。現在日本では、たとえば恋人(結婚相手)がいるから他の異性とは付き合えない、というモラルが存在するが、一夫多妻制一妻多夫制の場合は、このモラルが通じない。そもそもそんなモノがモラルだと思わないだろう。同時に複数人数と付き合うことができる。そんな社会でモテと非モテはどのような格差が生まれるのだろう?恋人が10人いるぞ、こっちは20人だ!僕なんて1人しかいないよ、とか言い出すのだろうか。
と、ここまで書いて、じゃあ浮気したことがバレたときに「世界的に見たら浮気じゃないんだよ!」という説得が通じるかなぁ?通じないよなぁ。だって、日本は一夫一婦制だし。