ある男のつまらない話

「クリスマスイブイブの夜にモテない男二人がつまらない話を延々ラジオで流す。」という、ある意味テロじゃないか、と思われるネットラジオが放送される予定になっていて、ものすごく聞きたい。「みんなも聞こうぜ!」とその話を友達にしたら「それってどれぐらいつまらないの?そもそもつまらないのに聞きたいの?」と聞かれました。そこで、こういう話をぐだぐだするんだよ!と再現しようとして見せたのですが、これが、まったく、できない。あれ?こんな話だったよーな…と思って僕が話すと、なんか、わりと面白い話になっている。あれ?あの時、彼がした話ってやっぱり面白かったんじゃないのか?なんでだ?彼らから聞いたときの、あの空気感ってどうやって出したんだ?僕では再現できなかった。しかも「つまらないおもしろさ」というのは、どうやって他人に説明したら良いのか、わからなかった。
結局、どのようにつまらないか、どれぐらいつまらないか、というのが他人に伝達できない。しかも再現できない。それって情報価値としては、すごいんじゃあないのか?お笑い芸人の物まねはできる。それは情報価値がたいしたことじゃあなく、すぐにコピーできる手軽さだ。「オーケー、フォー」といえばいい、ぐらいの手軽さ。その手軽さがいいという人もいるだろう。好みの問題だ。

主催者:http://d.hatena.ne.jp/cry_condor/
情報:http://d.hatena.ne.jp/cry_condor/20051203#1133621567
放送時間:12月23日20:00
放送URL:未定